フェスティバル/トーキョー18 マレビトの会『福島を上演する』に寄せて松田正隆さんに「演劇書簡」をお返ししました。

https://www.festival-tokyo.jp/media/ft18/shokan_inukai

 

(フェスティバル/トーキョー18 ウェブサイトより)

 「マレビトの会」の長期プロジェクトを巡っては、これまで多くの創作と対話の循環がなされてきました。それは時にプロジェクトメンバー内での創作に向けた対話であり、『マレビト 土曜の言論の場』と呼ばれた俳優による言葉の発信から始まる対話であり、また時にマレビトスタディースやアフタートークといった、開かれた場での対話でした。そこで交わされた言葉の数々はまた実践の場へと還元され、新たな表現、そして言葉を生み出しています。『演劇書簡 -文字による長い対話-』はそういった「対話」に関する新たな試みです。 ここでは「マレビトの会」代表松田正隆による問題提起文に対し、舞台芸術の分野でそれぞれ活躍する劇作家、演出家、ダンサー、批評家、研究者たち6名が、書き言葉によってそれぞれ応答します。そこで生まれた言葉たちを踏まえた上で、松田が改めて文章の執筆を行う予定です。 試みの中で産まれるのは、「私」と「あなた」の言葉ではなく、「私とあなたの間」に、それもそれぞれの書き言葉の間に生まれる、つながりを持った言葉たちになるでしょう。そしてそれらは互いに作用し合い、マレビトの会の創作、それぞれの表現活動を揺るがし、また新たな展望を生み得るかもしれません。そんな、他者との出会いと、そこから生じる新たな文脈・文体への変化の軌跡が紡がれることを期待し、この場を開きたいと思います。